天然い草のお話

古くは薬草として扱われていた天然い草。
今日でも、豊かで健康的な暮らしに欠かせない存在として、その働きが注目されつづけています。
い草の秘密は、二層構造と表面の凸凹
い草は表面の皮質部と、灯心部(スポンジ状)の二層構造になっています。乾燥したい草の表面
は細かい筋と微妙な凹凸状になっており、湿気の吸収、吐き出しを行います。

自然の空気清浄機

大気汚染で問題になる二酸化窒素やホルムアルデヒド等を、吸着する能力に優れているのがい草です。その吸着力は、例えば障子紙、ふすま紙、毛、木綿等の素材と比較した場合、約5〜9倍になることが明らかになっています。い草製品を敷いた部屋は、空気がきれいになります。
空気浄化作用といった優れた特性を持つい草は、豊かな大地から私たちへの贈り物なのです。

湿度調節機能

夏の畳の心地よさ。い草は、断熱性はもちろん、部屋の湿度を一定に調節する働きがある不思議な植物です。
現代は、エアコンをはじめとする冷暖房機器の普及により、四季を通じて室温を一定に保つ生活も不可能ではありません。しかし、外気を遮断した室内は常に乾燥状態になり、快適なはずの生活が、かえって健康を害する結果にもなりかねません。
部屋の空気が乾燥すると水分を放出し、反対に湿度が高くなると吸湿するい草。自然の爽やかさに包まれた暮らしが甦える、私たちに嬉しい天然素材です。
湿度調節機能

適度なクッション性と断熱性

夏は涼しく、冬はほのかに温かい畳。畳の中の空気が断熱の働きをするので、夏は外気の暑さを遮断し、冬は室内の暖かさを逃がしません。また、い草で織られる畳表は、ワラ畳床でも、建材畳床でも弾力があり、多くの空気を含んでいます。
畳は、衝撃を吸収する適度なクッション性を備え、お年寄りやお子様にも安全性の高い床材です。
適度なクッション性と断熱性

難燃性

適度な湿度を含み、また材料が圧縮されているために、畳にタバコの火をつけても、焦げるだけで燃え上がりにくい素材です。
  • ※難燃性は状況によっても異なり、必ずしも燃えないことを保証するものではありません。
難燃性